ウリアゲスイッチ,パラダイムシフト,変化,ヒント

ウリアゲスイッチ

66号 改善の必要性を意識する

記事は「目に見えない変化が、世界を席巻する」
クライアント紹介は「オーダスーツのガロード」
ロゴ実績は「鵠沼海浜公園スケートパーク」です。

目に見えない変化が世界を席巻する

パラダイムシフトの脅威 

弊社が2000年頃から事あるごとに解説していたパラダイムシフト=世界規模の変革が起こるという予測。
 実は1980年にアルビントフラーが「第三の波」と題して警告していた事象です。
 第一の波を狩猟から農業への革命、第二の波を人力・馬力から機械への革命と呼び、それぞれ時代を大きく変革させ、国境・支配図を再編して来ました。
 今回の第三の波は情報革命です。これは1980年以前から始まり、あと数年で基礎が形作られます。
 徐々に変化していたものが、コロナ禍を期にその速度が急激に変わって来ています。世界のパワーバランスから地域の生活習慣まで、以前と以後では大きく変わりますが、変革の途中というのはなかなか解りにくいものです。徐々に進む変化に気づかないことをボイルドフロッグ現象
(注1)と言い、多くの日本人がこの傾向にあります。
 コロナ禍が落ち着き、経済が動き出しても、以前のような事業環境には戻りません。なぜなら、消費者がこの数年で大きく変化したからです。
 事業側がそのままだと、経済の枠組みから外されてしまいます。そんな現象が既に起こっています。皆さんも薄々感じていらっしゃると思います。
 見えない未来は怖いものです。今回はその未来を見えるように解説します。わからない部分があれば気軽にお問い合わせ下さい。


(注1)
ボイルドフロッグ現象とは?
お鍋に水を張り、生きたカエルを入れ火をつけると、カエルは温度の上昇に気づかないまま逃げ出さず、やがては息絶える。継続する小さな変化は気づきにくいという事例。
見えにくい変化

1、ホームページの変化
 つい2年前まではホームページの閲覧でデスクPCが7割以上あったのに、現在ではスマホ8割に移行しています。
 それに従って、スマホページは付属品ではなく主体となりました。

2、広告手段の変化
 スマホの普及、利用頻度の急増により、広告の主体がポストなどの投函(新聞チラシ・情報誌広告を含む)から、SNSや検索エンジンへの広告のほうが効率が良くなってきました。これにより、従来の画像と文字の広告から、動画とコピーの広告へ移行し、伝わる情報量も急激に増大しています。

3、消費者購買の変化と事業間取引の変化
 注文から決済までがスマホ一つで完結するWEBショッピングの台頭により、仕入れて売るという単純な事業のニーズが少なくなる傾向にあります。
 これは末端の店舗事業のみが影響されるものではなく、末端事業店舗と取引しているあらゆる事業間取引に影響が生じるという事です。
 農業一つをとってみても、農家→JA→市場→卸業者→小売り店舗→事業所・末端消費者という流れから、農家→特徴のある小売り店舗・事業所・末端消費者へダイレクトで渡る傾向があり、それにより中間業者のニーズが減少しています。

4、事業対事業の進化の必要性
 上記で言う中間業者はコロナ禍で大きなダメージを受けてきました。コロナ禍が落ち着くとまた少し戻る傾向にありますが油断は禁物です。パラダイムシフトによる変化は現実のものになっています。
 独自の専門性・仕入ルートを生かして、リアル店舗・特徴のあるWEB販売に切り替えることが必要になります。

時代の変化をチャンスにする

 上の絵を見てください。これはトロッコです。あなたはこの絵を見てどう思うでしょうか?
 多くの大人は「バランスが悪い」「絵が下手」「不安定」など否定的な意見が9割を占めます。
 子供に聞くと「花を飾る」「弟を乗せて押してあげる」「車輪を増やす」など、どう利用しようかという肯定的な意見が溢れます。
 物事を否定的に捉える人は成す術が無いが、肯定的に捉える人にはチャンスが与えられるということです。
 この時代の変革をチャンスにするか飲み込まれて溺れるかは、あなた自身の選択であることを意識してください。


改善に必要なもの
1、お客様から見て魅力的な事業にすること
 既に大きな魅力が付いている事業は別として、多くの事業は同業他社とそれほどの違いはありません。
 セレクトの良さ、消費者に与える魅力をデザインを含め強化してください。個性的であれば目立ち易いです。目立つこと、積極的であることが変革の時代に必要なのです。
 これは基本戦略です。必要があればアタカに聞いてください。アタカは戦略とデザインのプロです。

2、特別な事業を的確に知らしめること
 基本はスマホに対応したWEBでの紹介を強化すること。スマホ重視のWEB作成、SNSへの広告と自社WEBのリレーション。コストパフォーマンスの良い広告戦略を確実に実行することです。
3、事業の印象を改善すること
 店舗であれば店舗外観、企業間取引であればツールなどの改良で事業印象の向上を図ってください。
 悪い印象、期待されない印象は新規客が見込めないことを理解してください。

4、付加価値を向上させ利益率を高めること
 薄利多売の時代ではありません。的確な利益は事業を守
ります。そのためには事業の付加価値を高める必要があり
ます。それはブランド戦略、イメージ改革などで叶えます。

5、商品・サービスの魅力を高めること
 リピートされる事業のファンを作る為には、事業の商品・サービスの魅力向上は欠かせません。どんなによい評価を得ていても、同業他社との競争を常に意識しなければやがて価値のない事業になります。
6、人材の向上を図ること
 事業の印象はクロージングで決まります。お客様を如何に送り出すか?です。このクロージングの印象が悪いとリピートしないだけでなく、悪い噂を撒かれる原因にもなります。印象が良ければリピートし、かつよい噂が流れます。
 その為にはスタッフに時代を理解する機会を与えること、時代に育てられた若い人材を増やすことが求められます。
 消費者は10年で10%以上が入れ替わります。なじみ客は年々減少する事実を理解し、10年先50年先の事業繁栄に備えてください。


事業は誰のものか?
 一概に言えることではありませんが、事業は消費者のものとして構築しなければ利用されません。
 事業を継続することにより、多くの従事者の暮らしが安定します。
 事業承継をするためには利益を潤沢に得なければなりません。
 そういう意識を持たない事業は、経営者の我儘で運営され、経営者と共に変化の激流に消え去ります。
 前項で紹介した6つのアクションは、弊社の「事業の成長余力調査」で評価する6分野です。
 弊社の改善事業が経営者の努力とともに成されれば、90%以上の改善成功率が得られる基本要素です。
 気になった方は弊社の成長余力調査を受けてみてください。神奈川県・東京都・伊豆半島エリアであれば現地無料で診断します。その他の地域の方はリモートで無料対応します。
ご相談は0465-21-0077まで(平日10-17時受付)

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