仮想通貨で不労所得を得るためのいくつかの方法

 

 

仮想通貨という言葉を聞くと、どうしても「値上がり・値下がりの激しい投資対象」というイメージを持たれがちかもしれません。

実際にビットコインの大幅な価格変動がメディアで報道されることも多く、不安に感じている方もいらっしゃることでしょう。

 

しかし、仮想通貨は単なる短期売買の投機対象だけではなく、パッシブインカム、すなわち不労所得を狙える可能性を秘めた分野でもあります。

 

もし仮想通貨の購入や運用を始めようと考えている方がいらっしゃれば、実際にトライする前に基本的なポイントを押さえておくとリスクを抑えたスタートが切れるでしょう。

 

仮想通貨で不労所得を得るメリットとその注意点

 

仮想通貨で不労所得を狙う魅力はやはり、日々の細かいトレードを行わなくても報酬が得られる点にあります。

株式投資やFXのように常時相場をチェックして売買タイミングを測る必要がないため、多忙なビジネスパーソンにもピッタリ。

そして、仮想通貨の売買を検討されている方は、こちらの関連ページも参考にして基礎知識を一通り押さえておくと安心です。

 

仮想通貨を使った不労所得は、高額な機材や専門的な設備を用意する必要は基本的にはありませんので、参入ハードルが低く、初心者でもチャレンジしやすいのが特徴だと言えます。

 

それからもうひとつ覚えておきたい注意点は、税金の問題。

不労所得とはいえ、仮想通貨で得られた報酬は法律上は雑所得などに分類されることが多く、確定申告が必要になる場合もあるため、わからなければ素直に税理士などに聞くのが得策です。

 

ステーキングとマスターノード運用

 

仮想通貨での不労所得といえば、ステーキングやマスターノード運用が比較的よく知られている方法です。

ステーキングは、対象となる仮想通貨をウォレットに預けるか、そのネットワークの維持に貢献することで報酬を得られる仕組み。

 

最大の利点は、保有しているだけでも報酬が手に入るという点にあります。

 

一方のマスターノード運用は、ステーキングと似た概念ですが、より高度な役割を担うことで追加報酬を得る仕組みです。

ネットワーク上の取引承認やセキュリティ確保のためのノードを設置・運用することで、その協力に対する報酬がもらえます。

 

ただし、多くの場合は相応の数の通貨を保有していなければマスターノード運用に参加できないことがあり、初期コストが高くなりがちなのがデメリット。

 

マスターノード運用を検討する際は、機材のセットアップや通貨保有量の要件などをしっかり確認しておく必要があります。

とはいえ、うまく運用できれば安定的な収益を期待できる点は大きな魅力でしょう。

 

レンディングと流動性プール

 

仮想通貨を保有しているだけでなく、第三者に貸し出す形で利息を得るレンディングも注目度が高まっている仕組みのひとつです。

レンディングサービスを提供するプラットフォームを利用すれば、保有している仮想通貨を一定期間貸し出し、その利息として報酬を受け取れます。

貸し出した仮想通貨が返却されるときに利息が上乗せされた状態になるため、ただウォレットに眠らせておくよりは有効活用できるかもしれません。

 

レンディングは比較的シンプルな方法ですが、サービスの信用度や貸し倒れリスクを事前にチェックすることが重要です。

 

一方で、DeFi(分散型金融)がブームとなったことで、流動性プール(Liquidity Pool)に資金を提供して報酬を得る仕組みも広く知られるようになりました。

たとえば、UniswapやSushiSwapといった分散型取引所に仮想通貨のペア(例:ETH/USDCなど)を預けておくと、取引が行われるたびに一定の手数料がプール提供者に分配されます。

 

これも、保有資産をプールに預けるだけで報酬が得られるため不労所得的な要素を備えていますが、価格変動リスクによるインパーマネントロスが生じる可能性には注意が必要です。

 

インパーマネントロスとは、流動性プールに預けた通貨の価格比率が変わってしまうことによって、単純に保有していた場合よりも資産が減ってしまう現象を指します。

レンディングや流動性プールの報酬率は高めに設定されることもある一方で、リスクをしっかり理解しておかないとせっかくの不労所得が減ってしまう恐れがあるので注意をしましょう。

 

マイニングやクラウドマイニングでの収益化

 

仮想通貨といえばマイニングというイメージを持っている方も少なくないでしょう。

マイニングはProof of Work(PoW)を採用する通貨のネットワークで、取引データの承認作業を行い、その対価として仮想通貨を得る仕組みです。

ビットコインを代表として、専用のマシンを使って莫大な計算を行い、新たに生み出されるコインを報酬として獲得します。

しかし、現在のマイニングは競合も多く、電気代や機材のコストがかなり高騰してしまうため、個人レベルで始めるのはなかなかハードルが高いです。

 

もしマイニングに挑戦する場合は、リターンとコストを細かく計算して、割に合うかどうかを検討してみてください。

 

一方、クラウドマイニングという選択肢もあり、これは、マイニング事業者の設備を一部をレンタルするイメージ。

利用者は自宅でマシンを稼働させる必要がなく、契約プランに応じて獲得コインの一部を獲得することが可能です。

初期投資の手間や設備トラブルの心配が軽減される反面、契約した事業者が信頼に足る会社なのかどうかを見極める必要があります。

 

まとめ

 

仮想通貨を活用して不労所得を得るには、ステーキングやレンディングなど比較的簡単に始められる方法から試してみるのが賢明です。

 

ステーキングでは通貨を保有してネットワーク維持に協力しながら報酬が狙えますし、レンディングや流動性プールへの資金提供も、手間をかけずに報酬を得やすい仕組みとなっています。

マスターノード運用やマイニングは多少専門的な要素が含まれますが、うまくハマれば大きなリターンを期待できるでしょう。

初心者のうちは、あまり難しいことをせずにシンプルなステーキングやレンディングから始めてみましょう。

実際に資金を投入する際は、まずは少額で試して慣れてからステップアップするのがおすすめです。





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