墨 bokka 家

春秋戦国時代の中国、孫子の流れをくむ墨家という思想家集団があった。
彼らは今にも大国に飲み込まれんとする小国から依頼されて、負けないための戦略家を派遣する。
無くしてはいけない小国を無謀な侵略から守るための戦い。

今の世の中もそう。
大企業が無くしてはならない中堅企業や小規模事業のテリトリーを荒らす。
無くしてはならない日本の企業の一部門が多国籍企業の勢いに押される。

そこに墨家のニーズが存在する。

アタカプランニングは現代の墨家。
無くしてはならない「技術・伝統」を守る戦略家。

基本は孫子の兵法

敵を知り己を知らば

「敵を知り己を知らば百戦して危うからず」
「敵」というのは、事業に例えるとライバル事業だけじゃありません。フィールドも入ります。お客様の慣習・性質、地域環境特性など、「己」以外の関連要素全てです。
「己」というのは、正確な現状自覚。どのような商品があって、どのような人材がいて、どんな設備があって、どれくらいの軍費(キャッシュ)があるか?そして弱点は何か?強みは何か?
SWOTに例えると、Sは「己の強み」Wは「己の弱み」Oは「フィールドの良い部分(敵の分類?)」Tは「フィールドの悪い部分(敵の分類)」

重要なことは「己」を完全に知る事。強さも弱さも現在の課題も全て把握する事。
これが完全に出来ないまま戦いに出ると、思いもよらない自らの弱点で負けるという事です。
「敵」と言うのは「到達すべき最終目標」に例えると良いでしょう。
つまり、「己」から「到達目標」までの道のりを作る事が「戦略」なのです。
「己(自社の状態・商品力・スタッフの能力)」を明確に把握し、「到達目標」を鮮明に掲げ、そこまでの「道のり(経済環境・課題)」を如何に進むか?を練る事です。

つまり、「自己把握」「目標設定」「戦略策定」、この3つが正しく為されれば、負ける事はありません。
「己」が弱ければ立て直す事。「目標設定」が朧気なら情報を収集して明確化する事。「戦略」が弱ければ、何度も構築しなおす事。

アタカの戦略デザイン「黒字化計画」が驚異的な達成率を示すのも、この3つを的確に実行しているからに他なりません。

困難であれば、戦略家にご相談ください。アタカはご相談者に1円の損もさせない姿勢で臨みます。

基本は孫子の兵法

兵は詭道なり

最近の日本人は「楽」を求めすぎです。また「考える」事を放棄しています。
だから、周りが不景気ならしょうがない。売れなければ潰れるだけ。公的な無料相談に行ってみるか?
こういうことを「易きに流れる」と言います。

商売で楽にお金を稼げる筈はありません。戦と同じ。楽に勝てません。
周りと同じことをやっても何も好転しません。

孫子の兵法に「兵は詭道」という言葉があります。
「兵」とは「戦略」の事。「詭」とは「偽る・騙す・謀略」などの意味があります。
戦国時代に正統派の武将が勝ったためしがありません。日露戦争でも正面攻撃しかしなかった乃木将軍は十万もの貴重な兵を無駄に失いました。

商品やサービスは良い。一度利用してみれば満足する筈。でも、お客さんが来ない。
ならば、商品やサービス以外の強みで先ずは引っ張る。
正統でないがお客様は商品・サービスにたどり着く。
そういう事を詭道と言います。

正面攻撃だけではありません。正面攻撃が効果を得ないと解っているなら、如何に側面攻撃をするか?を考えるのが勝利への道です。
急がば「賢く」回れ。です。

ページトップ

常識外れ戦略研究所

copyright 常識外れ戦略研究所 2024. alright reserved